先日、講演の機会をいただきました。
なんと、定員いっぱいになり、一部お断りする方も出たほどだったそう。プレッシャーを感じつつ、かなり緊張して会場に行ってみると、人生の大先輩方ばかり。自分の親ほどの世代の方々に興味を持っていただけるのは大変ありがたいことですが、実際私のお話にどこまで興味を持っていただけるのか不安でいっぱいでした。
今回お声がけ頂いた経緯、どんなお話が良いのかなど、事前に打ち合わせをしていたので、参加された方のご希望に沿うように、自分の経験から、今取り組んでいること、そこから、私がどのように自分らしさを見つけていったのか、そんなお話をさせていただきました。
自分らしさって、見つけるの、本当に難しいですよね。実は今もその答えは出ずにいます。うっすらと見えてきたような気はするけれど、もう少し時間がかかりそう。
でも、経験から見えてきたこともありました。今回、せっかくの機会だったので、今までのことを色々と振り返りながら、自分らしさを見つけるヒントとして、3つお伝えしました。
1 小さな成功体験を積み重ねる
成功体験って、本当はすごく大事なことだったんですよね。自分で考えて決めたことを自分で形にする。与えられたことをやる（クリアするような感覚）ではなくて、自分で考え、目標を設定すること。それを達成することで得られることが成功体験なんですね。まずは自分で目標を設定することが難しいのだけど。でも、本当に、経験だけは裏切らない。今は自分に自信がなくても、 続けていくことで、それがいつか自信になる。
2 価値観を見直す
「こうあるべき」ではなく、「自分はどうしたいか」。これは20代だった私に声を大にして伝えたい。「こうあるべき」は、自分で自分にかけている呪いのようなものだって。自分と他人は違う。自分の価値観、自分が大切にしたいことを大事にしていいんです。
3 焦らない
そう思っても焦るんですよね、ほんと。でも、焦っても空回りするだけ。人は一足飛びに遠くに行けるなんてこと無いんです。今の科学の進歩と気軽になんでも情報を得られるようになった環境の影響で、倍速で生きてくこともできるような気もしちゃうけど、その先にあるものが必ずしも幸せとは限らない。自分らしさは、すぐには見つからない。振り返ってみて「これが、私らしさ」と思えばいいんじゃない。
講演終了後、多くの方から質問を頂き、興味を持って聞いていただけたんだと、ほっと一安心。皆さんマスクをされていたので表情を伺うことはできなかったけれど、終演後、お見送りをしていた時に「とってもよかったです」「ありがとうございました」と、お声がけ頂きうれしかったです。
私自身もとてもいい経験になりました。ありがとうございました。
