10年間で見えたこと。

元OLのローカル起業論

12月も折り返し。2020年も後少しになりました。

慌ただしく毎日が過ぎていくけれど、私は時々、近くのカフェにいって、コーヒーを飲みながら色々と空想を思い描く時間をつくっています。

つれつれと、とりとめもなく今の自分の状況や心情をノートに書き綴っているのですが、そういえば、この「らくがきのノート」をはじめて、ちょうど10年だなぁ、と気が付きました。

2010年頃、ちょうどこれからの自分に大いに迷っていて、なんだか毎日モヤモヤしていた想いを書き出してみよう、とはじめたのが最初のきっかけ。今振り返ると、しょうもないことを書いていて結構恥ずかしい。(●●ちゃんに会った、とか、今日は夕飯がちゃんとつくれた、とか、帰りのスーパーでコロッケを買ったとか。)

でも、不思議なもので、「書き出す」ということは、可視化されることで、ゆるやかにでも長く続けてみたら、ずいぶんと物事がスッキリ考えられるようになりました。

食べたものとか、買ったものとか、記録としても役にたっていて、食事に気を使うようになったり、本当にほしいものだけを買うようになったり(持ち物も当時に比べると随分減りました)本の感想もノートに書いておくと覚えていることも多い。

そういえば、子どものころは、えんぴつとノートで勉強していたよね。好きな絵を書いたり、自分でつくった物語ひたすら綴ったり、友達と交換日記もずいぶんやりました。

あのころの五感の記憶が残っているのかな。アナログだけど、「書く」ってことは、とてもいいことなんだな、と改めて感じています。

そんなことを思いながら10年を振り返ったら、自分自身が大事にしてきたキーワードが見えてきました。移住してからの10年、がむゃらに進んできたことって、こういうことだったのかな。ようやく、自分の強みがはっきりと見えたような気がします。

「シェア」することで、生まれる、新しい可能性。

「分かち合う」ことで、広がるつながり。

ずっと、「もっと、もっと」と、上ばかりを見ていた私も、ようやく自分にとって、ちょうどいい身の丈がわかるようになったのかもしれません。

20代のころは、20cmのヒールを履いて、必死に戦っていたようなそんな気分。(実際は、7cm ヒールが限界で、履いたことはないけれど)。

うまくなんて歩けないのに、ほんとに無我夢中で、ヨタヨタしながら走ってた。ほんとは、ヒールよりも、スニーカーがいいことはわかっていたのにね。今思えば、まぁ、仕方がない。若かった。

さ、2021年も、もうすぐそこ。ようやく自分が納得できる「コト」が見えてきたところで、新しい挑戦をしていきたいと思います。

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