まだまだ厳しい寒さが続きますね。
今、カメを4匹飼っているのですが、最近は、毎朝氷がはってます。カメさん大丈夫かな、と心配していたら動いていました。そっか、氷は薄いのね。
そういえば、ずいぶん前、とある雑誌のインタビューで「自分を動物に例えるとなんですか?」と聞かれたことがありました。
こういうお題、実は苦手で。かなり悩んで出した答えが「カメ」。
【ゆっくりゆっくり一歩ずつ進むところがカメっぽい】
そんな返答をしたのですが、よくよく考えるとピッタリでした。
でも、若いころは自分は完全なる【うさぎタイプ】だと思ってました。思ってた、というよりも、なりたかったという方が正確かな。
なんにでもガツガツと前に進んでいける人。そんな人に憧れていたな。誰よりも前にいってやる! って、思っていた時もありました。
でも、営業の仕事をしていた時に、上には上がいることを知って。ものすごく話上手で、盛り上げ上手で、あういうふうになりたいなと思いつつも、やっぱり追いつけなくて。
そんな中でも、器用貧乏なのか、何でもそつなくできてしまうところもあって。「こんなもんでしょ」、と、斜に構えて表面だけ撫でるように、それでわかったつもりでこなしてしまっていた自分もいました。
でも、やっぱり化けの皮は剥がされてしまうんですね。よくよく突き詰めていくと、まったくわかっていなかったり、気持ちがそこになかったり、本気じゃないと見抜かれちゃったんです。
それに気づいた上司が「本当にそれでいいの?」って、向き合ってくれて。中途半端なことは中途半端なことしか生まない。自分のためにもならないよ、と。
あ、私なにもわかってなかったな、って、自分の考えを改めるきっかけになりました。
教科書やマニュアル通りのことはできても、それ以外のことって本当にできなかったんですよね。子どものころから、親や先生の言うことをしっかり守ってきたツケが大人になってやってきてしまった気分。
そこからぐっと方向転換して、ちゃんと自分で考えて、自分の納得できる答えを見つけて進もうと決めました。
もちろん、ただただひたすら【うさぎさんのスピード】で進み続ける人を見ると羨ましいな、という思いもあるけれど
でも、私は私。いかに早くいけるかじゃなくて、自分の納得できるスピードでいこう。ゆっくりだっていいじゃない。 確実に、しっかりと、一歩一歩。
今は自分に言い聞かせながら歩んでいます。
ちなみに、公私共にパートナーである夫は、私が思うに【イノシシタイプ】。道なき道をガツガツ進んでいくような人。私は、その後ろをしっかりと踏みしめて、新しい道をつくって進んでいく【カメさん】。
新しく道ができることで「私もこの道、進んでみたかったんだよね」という人が進んで行けるようになるといいな、といつも思っています。ひとりじゃできないけど、よきパートナーと一緒なら、いろんなことができるものなんですね。
自分の役割が明確になるって大事。それで気分的にも楽になることも多いような気がします。
似たような人たちと一緒に進むのも大事だけど、多様なスキルと経験をもった少人数の最小パーティーって、やっぱり最強。
今年は、カメさんを必要としてくれるチームに、どんどん参加していきたいな、なんて密かに企み中。