出会いと別れの季節。

ローカルライフスタイル

春の嵐な、1日でした。

気がつくと、3月も後半に差しかかり、すっかり春らしくなってきました。

毎年この時期になると、東京を離れて、一人いすみにやってきた時のことを思い出します。

私がこの街にやってきたのは、2011年2月。早いもので10年が経ちました。

20代だった私も、30代を経て、もう40代に手が届きそうなところまできました。いい大人です。

ただただがむしゃらに走ってきた10年間。自分自身も大きく変わったし、自分が立っている環境も変わりました。もちろん、周りの環境も。

「地方移住」という言葉も今ではすっかり広がって、ここいすみも、年々「移住」して来る人が増えてきたような気がします。例年、春になると多くの人が動くのだけど特に、今年は多いかもしれません。

2月に旅立つ住人さんを見送ったシェアハウスでも、すぐに新しい住人さんが決まりました。1年ほどかけていすみ市に通い、様々なイベントを通し、地域を知り、人と人とのご縁をつなぎ、この場所で新しいことに挑戦することを決めてくれた新住人さん。いろんな選択肢があったはずなのに、『選んでもらえる』ということはただただ単純に嬉しいものです。

10年前の私が、かつてそうだったように、移住って結構勇気のいることなんです。新しい街で、新しい暮らしをはじめること、不安もいっぱいある。でも、そんな新しい挑戦をあたたく見守り、迷っている背中をぽんと優しく押してくれる移住先輩がいた。多くを助けてもらったから、今度は、私が応援する側になれたらいいな。そんなことをここ数年考えています。

10年経って、改めて思うと、願っていたこと半分。まだまだなこと半分。

まだここか、と思うこともあるけれど、ずっと憧れていた「自然を身近に感じる暮らしがしたい」ことが日常になった今、次のステージに上がっていきたいな。

視野を広くもって、足元はしっかり固めて、一歩一歩。

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