先日、まちかどギャザリングを開催しました。
今回は、国吉藝文祭のスピンアウト企画。
はじめての開催だったので、どんな感じになるのか少々不安だったのですが、終わってみると「楽しかった!」「参加してよかった!」との、声があちこちから聞こえました。企画者として、そう言ってもらえることが何よりもうれしいこと。
会場がかなり寒くご迷惑をおかけしましたが、ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。
今回、このような企画をしようと思ったのは、実は、移住してから数々のマーケットやイベントに関わってきて、想うところがあったからでした。
それは、毎回「その時だけの出会い」で終わってしまうこと。
企画者と参加者、出店者とお客さん、その時限り、その日限りの関係性。
都会では当たり前に、こういうものなんだろうと思っていたけれど、実は、移住してから、ちょっと違う関係性もあるんじゃない、と想うようになりました。
人口が少ないことも影響していると思うけれど、ここで暮らしていると、ある時は企画側、ある時はお客さん、ある時は参加者と、その時々で、立場が変わることがたくさんある。
立場が変わるということは、その場限りの付き合いではなくで、様々な形で出会うことが多いということ。何度もお会いして人柄を知っていく中で、立場が上とか下とかではなくて、それぞれがそれぞれ担っている『役割』なんじゃない?と思うようになりました。
移住してきた時は、出店している人はみんなすごい人!と、思っていて、これといったものを持っておらず出店ができない私はダメ人と思っていたけれど、それは、その人のその時の役割をそれぞれが担っていただけ。その時の私は、スタッフとしての役割を担っていたんだけど、当時はその自覚はなかったなぁ。
でも、そんなことを繰り返しているうちに、『役割なんだ』と思えるようになり、イベントを定期的に開催するだけではなく、そこに関わる皆さんとつながりをつくることはできないかと考えるようになりました。
もちろん、それぞれがイベント当日に担う役割は違う。出店者でもいい、サポート役としてお手伝いにくるでもいい、お客さんとしてくるでもいい。 それぞれ自分にあった役割で関わりながら、盛り上げる。
そうやって、それぞれが自分の役割を担いながら、横の繋がりをつくっていくことが、じんわりと長く、無理なく続いていくことになっていくんじゃないかなと、そう、思うようになったのです。
今回のギャザリングでは、都会に拠点を置きつつ地域と関わることに興味がある方や、自分の拠点を地域にもちたい方、サポート役としてイベントを支えたい方など、様々な方が参加してくださいました。
それぞれ立場は違えど、様々なアイデアが出ておもしろかった!このアイデアを、次回の国吉藝文祭で形にしていけるかな。楽しみです。
イベントの詳しい様子はこちらでどうぞ。