地元経済を身近に感じて考えたこと。

豊かさって何だろう

今年もこの季節がやってきました。はい、梅です。昨年、かなり豊作だったので今年は少ないかなと思っていたけれど、予想に反して大豊作!天気予報とにらめっこして、雨が降らなさそうな日に収穫。自分たちの分をとってもまだまだあったので、今年はたくさんおすそわけしました。でも、全部とりきれなくて、庭が梅だらけです。

さて、先日、シェアハウスの住人さんと話をしていて、衝撃的なことがありました。

それは、毎日のように利用していた地元スーパーが閉店すると。

え!ビックリ! これから買い物どうしよう。

お惣菜がおいしくてお昼のお弁当とか手抜きをしたい夕食とか、そんな時、いつも行っていたあのお店。それがなくなってしまうと思うと、寂しいというよりもどうしよう。困った。

幸いにして車で10分程度の場所にスーパーがあるのでそちらで買い物をすればいいのだけれど、品揃えとか考えるとすべてが揃う訳ではない。うーん困った。

でも、その時思ったのはそこで働いていた人のこと。これからどうするんだろう。社員の方だけではなくパート、アルバイトさんだってたくさんいた。

こうやって一つ地元で働く場所がなくなってしまったら、そりゃ、地域の外に仕事を求めていってしまうよね。そう思うと、自分の買い物が誰かの仕事を支えていたんだなぁ。

ちょうど今、有志で地域の経済について調べてレポートをまとめてみようよ、という動きがあって(いすみローカル経済レポート)

地元のものを地元で買うことが、実は地域経済にとって、とてもいい影響を与えているということが見えてきたところだったので、今回の地元スーパーの閉店はなんだか残念でならない。しかも、閉店後の店舗には大型スーパー(地元以外の資本の企業)が入る予定なんだとか。

大型店は便利だけど、実は地域にほとんどお金が落ちていない。地域にお金が落ちないということは、地域が豊かになっていかない。

地元のお店で買い物をすることで、地元にちゃんとお金が落ちて、地元で働く人を支え、地域の経済を支えている。

あのお店、なくなってほしくないから、定期的に買い物にいこうっていう意識、都会に住んでいたころは全く持てなかったけれど、小さな地域に住めば住むほど、自分は消費者でもあるけれど労働者でもある。ここで暮らしを続けるためにも、仕事を支え合うことも重要。そんなことを日常に感じながら、自分自身の生活のためにも、地域経済ってちゃんと意識していきたいなと改めて思いました。

なくなったら困るもの。ずっと在り続けてほしいお店。 それはやっぱりお金をちゃんと落とすことで応援してあげないとね。いつもの買い物もちょっとだけ意識を変えていこう。

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