田んぼと田植えと、農家のこれから。

ローカルな仕事から、今とこれからを見る。

田植えの季節になりました。

気がついたら田んぼに水がはられ、水鏡がほんとうにキレイ。ここ最近は天気が不安定だけど、晴れの日になると苗箱をぎっしり積んだ軽トラがあちこち走っています。田植機もフル稼働。いつもはほとんど人を見かけない田んぼがとてもにぎやかです。

週末になると田植えのために親戚一同集合する家庭もあって、星空の家の隣の家も毎年ゴールデンウィークになると、お子さんだけではなくお孫さんもやってきて本当に楽しそう。親戚が集まってみんなで一緒に田植えをする。昔の日本ではきっと当たり前だったこの風景も、もはや見られる地域は少ないかもしれませんね。

私が生まれ育った地域は新興住宅地だったので、身近に田んぼはありませんでした。住宅地から離れるともちろん、田んぼも畑もあったけど、同級生の親の8割近くが会社員だったこともあって、農家を身近に感じる機会もないままだったな。

28歳でいすみにやってきて、周りの人がお米づくりをしていたり、畑をしていたり、ようやく「農」が身近になって、「田植えやってみる?」とお誘いを頂いて初挑戦! こんなにも大変なのか!と、ビックリ! 田んぼに長靴で入って、足が抜けなくなってしまって大慌て。足腰を使う重労働とは思いもよらず、翌日、筋肉痛になって大変でした。

「知っている」のと「やってみる」のとでは大違い。機会を見つけては田植えのお手伝いにいったり、移住して新規就農した結農園と一緒に里山体験を定期的に開催していく中で更にいろんなことを知り、身をもって現実を体感するようになりました。農業の現状も、これからのことも。

今後、農家が減っていく。これはもう待ったなしの状態。

でも人口減少はもう止められない。新規就農した若手の農家さんも言っていた。すべてを引き継いていくことは不可能に近いと。これが現実。仕方がない。

では、どうするのか。

形を変えていくしかない。そうそう、最近読んだ本も書いてあった。『拡大路線でやってきた従来の成功体験と決別し、戦略的に縮むこと』が大事と。そうだよね、もはや全ては守れない。

これから益々、選択と集中が求められていく。これは農業だけではなく、ほかの仕事も、もちろん人の暮らしにもいえること。

多様化することで生まれた多くの選択肢をどう選んでいくかが、きっとこれから必要なスキルになっていくんだろうな。選んでいくって、勇気と覚悟がいることだから結構大変なことなんだけどね。

どんなに技術が発達しようとも、人の手を使わなければならない仕事、人が携わったほんがよい仕事ってなんだろな。

そんなことを考えながら、さ、今日も相棒の草刈り機片手に草刈りいこ。

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