この仕事は、「誰のため」?「何のため」?

元OLのローカル起業論

『ぼくね、キョウリュウのほんがすきなんだ。あと、うみのほん。』

今日、お父さんと一緒に図書館に遊びに来てくれた男の子が、先月借りた本を返却しながら、うれしそうに話をしてくれました。

「そっか! じゃあ、恐竜図鑑があるよ!あと、お魚の本もどうかな」。

一緒に本を探し、いくつか薦めてみたら、とってもうれしそう。ペラペラとめくりながら「これいいね」「おもしろい」と興味津々。結局「ぼく、でんしゃもすきなの」と、恐竜図鑑と一緒に、電車の絵本も借りていきました。いい本と出会えてよかった。

こうやって自分のしたことで、目の前の人が喜んでくれることは、うれしいものです。

図書館の仕事が、果たして「仕事」と呼べるものなのかはわからないけれど、ちゃんと目に見える形で反応がかえってくることが「いい仕事」に繋がると、私は思います。「いい仕事」も日々の積み重ねの先にしかないけれど、でもだからこそ、日々の小さなうれしさを大切にしたいのです。

誰のため? なんのため? それを見失いそうな時は、まずは目の前の人と向き合って、その人がよろこんでくれることをすることがいいのかもしれませんね。

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