ぐるぐる巡る、本のご縁。

ビジネスとボランティアのあいだ

日々、様々な仕事をしているのですが、昨年から多くの時間を費やしているのは「い鉄ブックス」。

「いすみ鉄道と地域のために」と、寄贈頂いた本を様々な形で活用しています。最近では、古本屋さんとしてイベント出店も多くしているので、目にする方や触れる方も多いはず。

寄贈本は図書館で活用しつつ、マーケット出店で販売しているんだろうな、と思っている方も多いようですが、実は、想像以上に多くの本が来ています。

多い時だと1日で10箱(200冊近く!)。これが毎週コンスタントにやってくるので、まぁ大変。

届いたダンボールを空けて、ネット出品用、古本市用、図書館用、星空スクール活用用と、それぞれ本の種類と内容をみながら選別。先日は大汗書きながら、400冊近くの本を仕分けました。

仕分けた本はそれぞれの倉庫で管理するため、再度箱詰めして、車に乗せて移動。本って、本当に重たいので運ぶだけでも重労働。結構大変です。

でもね、楽しいんです。箱を開けるときのワクワク感といったら、たまらない。

あ、この人、お料理好きだったんだろうな、とか、

歴史小説100冊きたー! とか、

なんだかよくわからないけど立派な機械工学の専門書とか、

マグロとカツオに関する本だけ入っていたりとか、

今まで出会ったことがないような本がいっぱい。

ずっと読みたいと思っていた本がやってきた時は、本当にうれしい!

多くはネット出品用になるのだけれど、これは!という本は、図書館で活用させてもらっています。1冊入れては、十分に役目を終えた本やあまり手に取られない本をブックマーケット用に回して、気がつくと、図書館の本もずいぶんと入れ替わりました。

新しい本が並んでいると、図書館に来られる方にとっても新しい発見があって、うれしそうに本を借りていってくれます。

そういえば、先日、図書館によく来る常連さんから「赤毛のアンのシリーズはありませんか?」と聞かれて気にしてみていたら、なんと、送られてきた寄贈本の中にありました。「あったんですか?うれしいです!言ってみるものですね」と、とってもうれしそうに借りていってくれました。家でただ眠っているだけだった本が、ちゃんと誰かの楽しみに変わっていっています。

なかなか表には見えないけれど、ネット販売も大きな役割を担っていて、今はアルバイトさん5人に出品や発送をお手伝い頂いています。小さいながらも雇用を生むことができたことが、この事業の一番うれしいこと。

ビジネスと呼ぶには貧弱すぎるけど、ボランティアと呼ぶにはなんだか違う。そんな思いからはじまった民間図書館をきっかけに、今、本を介して様々な広がりが生まれています。まだまだきっと可能性があるんだろうな。きっともっと楽しいことも増やしていけるはず。

タイトルとURLをコピーしました