3連休いかがお過ごしでしょうか。
会社勤めを辞めてしまうと、曜日感覚がどんどんと薄れてきてしまい「今日は何曜日だったっけ?」とわからなくなることが増えてきます。
ましてや、いなか暮らしをしていると、「今日は何曜日?」よりも「今日天気は?」の方がよっぽど気になり、毎日チェックするのだから不思議。カレンダーではなくて、自然とともに季節の移り変わりを感じている、なんとも自然体な暮らしです。
さて、日に日に曜日感覚が薄くなる中ではあるのですが、毎週日曜日と月曜日は「星空の小さな図書館」の開館日です。
「星空の小さな図書館」は2014年にスタートした民間図書館。古民家シェアハウス「星空の家」の敷地内にある納屋を改装し、個人で立ち上げました。民間なので「公」とは違い、補助金も助成金も、そしてあえてクラウンドファインディングも利用せず、完全に個人ではじめ、早いもので5年目に入りました。
図書館の詳しい立ち上げの経緯については、話はじめると長くなってしまうのですが、簡単にお伝えすると「大人から子どもまで、気軽に立ち寄れる場」「本を介して人、モノ、コトが行き交う場」をつくりたかったから。そんな想い一つでたちあげ、今に至っています。
当然「図書館」なので、多くの利益は生みません。立ち上げを決めた時に、そこは割り切り「未来への投資」の場として、覚悟を決めました。ただ、多くの利益は生まないけれど、続けていくための利益は生める場所にしたいと思っていました。
「経営」と呼ぶには恥ずかしいものですが、でも、今まで「経営」らしいことを全く経験したことがなかった私にとって、この図書館は程よいプレッシャーを感じつつ、色々なことに挑戦できる場になったのです。
いきなり大きなことに挑戦してしまうと、リスクも大きい。でも、この図書館は、はじめてに挑戦するにはちょうどいい規模間でした。
私は、この5年間で小さな成功体験をたくさん積むことができ、結果、図書館の運営は「ビジネスとボランティアのあいだ」を、私に教えてくれました。
この経験がなければ、会社を立ち上げるということはなかったかもしれません。今に続くいい経験ができたと思っています。
実は、会社を辞め、自分で稼ぎを得なければならなくなったとき、「ビジネスとボランティアのあいだ」があることに気づいていたら、もう少し物事が楽に進んでいたのかな、と最近思うことがあります。
ローカルに暮らし、働く中で「ビジネスとボランティアのあいだ」は本当にたくさん存在しているのです。きっとうまい付き合い方もあるんだろな。日々考え中です。