2012年、星空の家をはじめてから毎年している「梅しごと」。
ここで、はじめてこの季節を迎える住人さんたちと一緒に、今年もたくさん仕込みました。
「私は、毎年、梅と氷砂糖だけで仕込むよ」なんて、今ではすっかり慣れた様子だけど、ここに至るまでは、恥ずかしいほどに随分失敗もしました。
たたわに実る梅がうれしくて、穫れるだけ穫ったら材料とビンが足りず、仕事も忙しくなり、結局土に返したり(最初からできる分だけ穫ればよかった)
梅干しをつくろうとして、塩分濃度を間違え大失敗したり(なぜ、塩と梅を1対1で漬けてしまったのか、今でも謎)、
そもそも、梅の花を桜の花と間違えていた。(房総ってあったかいから2月には桜が咲くんだと思っていた)
何事も経験したらこそ、わかることなんですね。
2013年に仕込んだスモモ酒も、2015年に仕込んだ梅シロップも、時を経て、今こうやって、みんなで分かち合いながら味わえるってなんだかすごいなぁと思います。
あの時、一緒に梅を収穫した住人さんは、今はもうシェアハウスにはいないけれど、小さいながらも脈々と受け継がれていくものを感じてしまいました。
今年仕込んだ梅シロップは、何年熟成させようかな。