ここ数日、星空スペースには、多くの方が訪れにぎわいました。
先日、空き家の片付けに行き引き取ってきた荷物を、新しい持ち主さんへお渡ししていたのです。
今回は、食器が多かったので、
家族が増えたので新しい食器がほしかった人、食卓に彩りがほしくて新しい食器を探していた人、大勢の人が集まる機会が増え、都度紙皿を使うのはもったいなと感じてきていた人、そして、これから新しくお店をはじめるにあたり食器を探していたという人が、わざわざ引き取りにきてくださいました。
まだまだ使えるものを新しい持ち主さんへ。そんな想いに共感してくれた方とのたくさんのご縁がつながりました。
正直、「新品」ではなくて、手ごろな値段でほしいものを手に入れたいのならば、リサイクルショップに行けばいいだけの話。
でも、それってちょっと味気ない。どんな人がどんな思いでつかっていたモノなのかわかる方が、なんだか温かみを感じませんか?
今回譲ってくれた方も、「捨ててしまうのも、業者さんに引き取ってもらうのもいいのだけど…もし誰かに活用してもらえるならば」と、モノの行く先が気になっていた様子。どんな人につながっていったのか、もちろん、ご報告に行く予定です。
最近はモノが売れない時代と言われています。モノを買わなくなったと。確かに、シンプルな暮らしがこれだけ話題になる中で、持たない暮らしがよしとされる風潮もあるかもしれません。
でも、決して、買わなくなった訳ではないと思うのです。「お金」の使い方が変わってきているような気がするのです。
価値観が変わったのでしょうか。みんなと同じものではなくて、自分がいいというものに、ちゃんと対価を払いたい。そう、思う人も増えているような気がします。
そう、モノの値段だけではなくて、そのモノの向こうにある想い、『ものがたり』を知りたい。その上でそこにお金を払いたい。そんな想いを持っている人が私の周りには増えているのです。
そう考えると、まだまだ使えるものを新しい持ち主さんへつなぐ仕組みも、きっと今までとは違うものが必要になってくるんじゃないかな。
空き家の片づけと、モノが循環する仕組み。新しいビジネスの可能性、大いにあると思いませんか。うーん、色々と挑戦してみたいな。